2023年のノーベル平和賞を授賞したのは、イランの人権活動家、ナルゲス・モハンマディさんと言う51歳の女性。これまで13回逮捕され、今も刑務所に収監されているという事実に驚きました。
授賞理由は「イランにおける女性の抑圧と闘い、全ての人の人権と自由を促進した」と言うこと。
そういえば、ヒジャブ(女性が髪を隠すに布)の着用が不適切だったと言う理由で、22歳の女性が逮捕され、その後死亡すると言う悲惨なニュースに驚いた記憶があります。
モハンマディさんの夫は、同じく人権活動家のタギ・ラフマニさん。ラフマニさんは14年間を刑務所で過ごした後、双子の娘と息子と共にフランスに亡命している。
夫は二人の子供のためにフランスへ逃れたが、モハンマディさんは残った。「イランの声なき人々の声になることが、ナルゲスの願いだった」と。
ラフマニさんは今回の授賞に「彼女は今、自分が正しい道を歩んできたのだと思えるはず。無限のエネルギーを持つナルゲスは私の誇りです」と。
夫妻の双子の娘と息子は高校生。来月17歳になる。母親のモハンマディさんと最後に会ってから、8年の歳月が流れている。9歳からの8年間会えていないというのは、子供にとっても大きいですね〜。
以下はモハンマディさんが、以前、家族に送った手紙です。
「あなたたちの状況がどれだけ大変かということも、私が状況を困難にしたということも、わかっています。私の道は“未来の“多くの子どもたちを助けるためであり、あなたたちが大きくなったら、私を許してくれることを願っています」
母親としての辛さ、葛藤がひしひしと伝わってきます。
イランの状況から、まだ家族が会うことは難しい状況とのこと。
一日も早くモハンマディさんの家族の再会、そしてイランの女性の人権が守られる日が来ますように、心から祈ります❤️
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