日々思うこと

「ほな」・・・関西弁の味わい

田辺聖子さん・・・大阪人としての原点を生かした、ユーモアと叡智の感じられるエッセー。関西生まれの私は、大阪弁の味わいもあって大好きな作家さんでした。

先日、久しぶりに新聞で見たのは、「人生は、だまし だまし」と言う著書からの抜粋。田辺聖子さん、やっぱりいいな〜^_^

「ほな」という言葉は、「それなら」の大阪弁「ほんなら」の縮約形。

(そうそう、関西人の私にとっては懐かしい言い方。「ほな、またね」とよく言ってたな〜)

別れは運命ゆえあらがいもできず、良き思い出を胸にこののち幸多き人生を歩まれよ。

「たのしい時間(とき)を仰山(ぎょうさん)守ろうてありがとさん」との万感を込めて、あっさりと「ほな」。

これそ人生最上の逝き方と作家は言う。

(ここでは人生の最後のお別れの時の「ほな」ですね。短い言葉に思いが凝縮していて、深いな〜)

こじれにこじれたあとの恋人との別れなら「また電話するワ」が、脂っこくなくていいそうな。

(脂っこいってどういう意味なんだろう?・・・いずれにしても、相手も自分も傷つけなくて済みそう〜)

久しぶりに、「田辺聖子さんの世界」に触れて幸せでした❤️

そういえば、ずいぶん前の朝ドラの題名に「言うたら何やけど」というのがあって、やはり田辺聖子さんの脚本だったと記憶しています。

「言うたら何やけど」・・・これも大阪弁ならではの、絶妙の言い回し

「ちょっとした悪口を言う時に、それを何とも柔らかく発信する術」とでも言いましょうか。言う側も言われる側も、傷つくことも傷つけることもせずに伝わるような気がします。

関西人なら分かってくださるかな〜

標準語では言い表せない表現が、きっといろんな方言には息づいていますよね〜。大事にしたいです。

⭐️今週もあっという間に金曜日。早いですね〜。どうぞ良い週末をお過ごしください。

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