月刊誌「到知」の11月号に載っていた記事は、「人生という河を最後まで泳ぎ抜く」という題。
まだ40代で、ご自身もがんになられた緩和ケア医、関本剛さんが書いておられます。
「最後まで泳ぎ抜く」って大変そうだな〜。
深刻な内容かと思いきや、「この命が尽きるまで前を向いて歩き続けたい」という、未来に向けた前向きな内容でした。
それは、昨日のブログの「エンディングノート」の目的と全く同じ‼️・・改めて、これからの自分の生き方を捉え直すきっかけになりました。
その中で、特に心に残った言葉が2つ。ひとつは、
「人な生きてきたように死んでいく」という、日本のホスピス、緩和ケアの草分け、淀川キリスト教病院理事長・柏木哲夫先生の言葉。
日頃から不平不満ばかり言ってきた人は、不平不満を言って死んでいく。感謝の言葉を繰り返してきた人は、最期も感謝の言葉を胸に旅立って行く・・・
あ〜そうだろうな〜 最後まで自分の在り方次第なんだな〜 胸にズシンときますね。
もうひとつは、
「人は生きている限り成長できる。死ぬその瞬間まで精神的に成長し続けることができる」という、上智大学 アルフォンス・デーケン教授の言葉。
ドイツでは、人間の死を「シュテルベン」、人間以外の死を「フェアエンデン」と使い分ける。最後まで成長し続ける姿勢を崩さないことこそが「シュテルベン」、すなわち人間にだけ与えられた、生を全うすることであると。
これには、とても勇気づけられました。
人間に生まれたんだから、誰でも成長し続けることができるんだ!と思うと、何だか明るい気持ちになりませんか?
「人生という河を向こう岸まで泳ぎ切ってこそ己の命を全うできるし、泳ぎきる力を持っているのが人間だと思います」
「最後まで泳ぎ抜くって大変そうだけど、私たち人間は誰でもその力を持っているんだ‼️」
患者さんに真摯に向き合う関本剛さんの言葉には、明るい未来をイメージさせる、ものすごい説得力を感じました。
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