最近、コロナのワクチン接種のことで「アナフィラキシー」ってよく聞きますよね。
日経新聞のコラムによると、手塚治虫の「ブラック・ジャック」に、「アナフィラキシー」と題するエピソードらあるとのこと。へぇ〜いったい何年前のものなんだろう?
主人公は若い軍人。シナイ半島の戦役で重傷を負っている。すぐにも手術が必要なところ、彼は麻酔薬に対するショック症状(=アナフィラキシー)があって、これができない。
ここで登場するのが天才外科医のブラック・ジャック。彼は薬剤を使わずに麻酔をかけ、みごとな手術でこの若者を救う。さすがブラック・ジャック‼️笑
しかし若者は、術後の体に自ら麻酔薬を注射してアナフィラキシーを起こさせ、自殺してしまう。再び戦場に送られて人殺しをするのを回避するために。
ハァ〜何ということ‼️せっかく助かった命なのに。
この悲劇は、主人公とと父親(バリバリの職業軍人)との葛藤が軸となって展開する。名作揃いの「ブラック・ジャック」の中でも、特に印象深いもののひとつだとのこと。
その背景に存在する、いろいろな人の心理が描かれているのでしょうね〜 ブラック・ジャック、深いな〜
現代社会においても、コロナ禍でのワクチン接種が大切なのはいうまでもないけれど、重度のアナフィラキシー患者や宗教上の理由で拒絶する人などへの配慮も必要だし、そこに変な差別や対立があってはならないとも思います。
「今、ブラック・ジャックがいたら、コロナ禍の日本社会をどう考えるだろうか?」・・・というのが、このコラムの締め。
確かに!ブラック・ジャックがいたら何とかしてくれるかも?
ブラック・ジャックとは言わないまでも、「誰かすごい人が現れて、全てを解決してくれないだろうか⁉️」と思うことってありませんか?
これは、先の見えない不安な社会においては、誰しもが頭をよぎることのようです。
ドイツにヒットラーが誕生した時も、今と同じような不安な社会現象があったのだとか。共通の人の心理を思うと、何だか恐ろしい気持ちになります。
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