東京都在住の55歳の女性が、自分の娘さんのことを書いた投稿です。
「父親がガーナ人の13歳の娘が、最近やっと一人で電車に乗れるようになりました。
この日、書店に行った帰りの電車内から私にメールが届きました。
『今、電車に乗っている。前に中年の男性2人が立っている。みんなに聞こえるように『黒人がなんで日本に来てるんだ』と言ってきた』と。
(コロナの影響で、海外との往来は怖いと言う概念があるからでしょうか?それにしてもひどい!)
娘は怖いを通り越して、ひきつった顔になった。それが笑ったように見えたようです。
(13歳の少女が、どんなに怖い思いをしたことでしょう!胸が痛みます)
『なに笑ってるんだ、国に帰れ!』と言われたそうです。
(中年の男性2人、いい年の大人がなんということを言うのでしょう!)
私はすぐにはメールに気づかず、少しして『無視して電車を降りなさい』と返信しました。その時には、娘はすでに自分の意思で電車を降りていました。
これが現実です。
今から25年前、私の夫も、電車で嫌な言葉を浴びせられました。今回、その娘も同じ思いをしました。
日本にまだまだ残る人種差別。娘は中学生です。電車の中で助けてくれる人はいなかったそうです。
(もしも私がその場に居合わせたとしたら、勇気を出して止められたでしょうか?)
でも、娘は『大丈夫、ハーフの友だちも同じような思いをしてるから』と、さらっと言いました。
桜満開の中、胸が締め付けられる日になりました」
娘さんが「ハーフの友だちも同じような思いをしているから」とサラッと言ったことに、このお母さんは胸を締め付けられたのですね〜
何年たっても差別の現状は変わらない。そして差別される人に「我慢するしかない」「慣れるしかない」と思わせてしまうこの社会。
もし、これからそんな状況に遭遇したら、勇気をふるって止められる人であろう、その覚悟をしておこう!と強く思いました。
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