母の思い出、第3弾です。
母は寅年生まれ。私の会社の仲間からは「トラ子さん」と呼ばれていました。なかなかの豪傑なので。笑
確かに気の強いところはありました。でも、母の強気の言葉で、どれだけ勇気づけられたことか!
☆40才の時、家が無くなり、財産が無くなり、夜逃げ状態の時の母の言葉。
「流れに身を任せることも大事よ」
「世の中はいろんなことがあるけど、抗うより受け入れなさい。大丈夫だから。」
娘の孫たちに襲った不幸な出来事を、取り乱すことも、怒り狂うこともなく、冷静に受け止めてくれたことに、今、改めて感謝です。
私が母だったら、できたかしら?
☆そして、娘3人と不安な中での生活のスタートの時、引っ越しを手伝ってくれたママ友のみんなに、
「皆さん、ここは9階、見てください!景色がよろしいよ〜(^^)」
満面の笑顔で、無理をしてでも、私の不安も暗さを吹き飛ばしたかったのだと思います。
思わずみんなで「本当に!」とひとときホッコリと幸せな空気になったことを、昨日の様に思い出します。
☆極め付けは、私が離婚を決めた時の言葉。
父が、将来、娘たちの結婚に影響しないかと心配していた時、
「そんなことをとやかく言うような人には、もろてもらわんでよろしい‼️」と。
これは本当にありがたかった〜。
卑屈になることは何も無い。自信を持っていいんだ、、、
心からそう思えた瞬間でした。
この確信は、その後いろんな場面で私を後押ししてくれました。
おかげで娘の結婚が決まった時も、隠すことなく堂々と、全てをお話しできました。
その上で、娘との結婚を心から祝福して迎えて頂けるかどうか。肩身の狭い思いはさせたくない。その一点だけはと、大袈裟ではなく命をかける覚悟でした。今から思うと必死だったのですね〜(笑)
もちろん、それを、大らかに、心を開いて、温かく迎えて下さったからこそ、今の娘たちの幸せがあります。
本当にありがたいことです。改めて、感謝しかありません。
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