手元にある、新聞の「ひととき欄」の切り抜きの中に、同じテーマだなぁと思う記事が2つあります。
ひとつめ目は、ご主人が急死されて2年、心の整理のつかない60代の女性の投稿。
アパートの1人暮らしでは辛さ、寂しさが増すばかりなので、1年ほど前から仕事を始められた。そこは、足に障害があって半ば諦めかけていた時に巡り合った作業所。
「まだまだ心配事や不安あ山積みでも、作業中は一心不乱に手を動かし、お昼休みには早朝に起きて作るお弁当を外で食べる。『おいしいなぁ』と心の中でつぶやき、青空を見上げる。身体はきついが、嫌な疲れではない。
皆で助け合いながら一日の就労を終え、『お疲れ様でした!』と笑顔で声をかけ合う。
新人だったオバサンの私を『ゆうこさん』と呼んでくれる人も増えてきた。笑い話から重い話まで、気取ることなく話せる仲間の存在が学生時代を思い起こさせる。
この喜びこそが、私が求めていたものだったと改めて感じる。こんな居場所を与えてくれたのも、あの世の夫がひょいと魔法をかけたのかな?」
・・・働く場所があると言うことは、仲間がいて、居場所があると言うこと。この喜びが伝わってきますね〜
2つ目の投稿は「息子の仕事場」という題。その中から抜粋させて頂きます。
「中1の息子は自閉スペクトラム症で知的な障害もあります。特別支援学級へ入学したものの、2学期は始業式から通えなくなってしまいました」
(あ〜ぁ、お母さんは気を揉みますね〜)
「それでも、彼には『仕事』と言う居場所があります。それは、近所の保育園の建設現場です。夏休み前から下校後は工事現場を見学に行っていました。夏休み中は朝から行くので、工事現場の方が、安全な場所に屋根付きのステージまで作ってくださり、完全に居場所となりました」
(素晴らしいですね〜 工事現場の人の優しさが心に沁みます❤️)
「息子は気持ちが不安定になると、物を投げたり、人を叩いたりしてしまいます。そんな毎日に疲れ、逃げ出したくなることもあります」
(それはキツいな〜 そんなことが続くと逃げ出したくなるでしょうね〜)
「でも、おじさんとの交流が私たちを支え、励ましてくれました。工事が終わる頃、息子に渡してくれたのは「卒業証書」。迎えた最終日、息子は手紙と花束を渡しに行きました」・・・
やはり、ここでもキーワードは「居場所」ですね。自分が居られる場所があること。迎えてくれる人(仲間)がいること・・・それは、誰にとっても生きていく上で大切なことなのですね。
ただ、中1の男の子の場合はその後のことが気になります。できればずっと継続して通える「居場所」があるといいな〜・・・
私の会社、「株式会社セザン」では、そんな「居場所としての仕事」を提供していきます♪
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