振り返り

意味もなく楽になった言葉(^^)

不安、不満を抱えきれずに、誰かに愚痴を言ってしまうことってありませんか?

人間だもの、そんな時もありますよね〜

私の場合は、不安でいっぱいなった思い出と言えば、義母の認知症のことでした。

義母は60代で認知症になり、若かった私は、これからどうなるのだろうと、トンネルに入り込んだような気持ちでした。

私は長男の嫁で、同居していました。まだ、子供たちが幼稚園の頃、人生経験も少なくて、何とも頼りないお嫁さんだったことと思います。

「これから一体どうなるのかな〜。私にオムツのお世話なんかできるのかしら。」とぼやいたところ、ある友人が、詳しい事情もわからないのに、言い放ったのです。

「これから便利ないいオムツができるから、大丈夫やわ〜」と。

関西の、優雅な独身の友達です。何の根拠も無く、全くの他人ごと。気楽なものです。笑

ところが、意外なことに、それを聞いた私の気持ちは、スーッと楽になったのです。「そっか、大丈夫か!」と、なんだか笑えてきたりして。

理屈ではありません。不思議なものですね〜。

もうひとつの思い出は、今度は自分が認知症になるのでは?の不安でした。

ひどく落ち込んで鬱状態だった頃、毎月、心療内科にかかっていました。義理の姉にお世話になって、連れて行ってもらっていたのです。

薬を飲んでも、何をしても、気持ちは落ち込むばかり。そればかりか、感情も脳みそも動いていない、このままボケるのではないかという不安な気持ちがありました。

若くで認知症になってしまった義母を見ていたので、なおのこと、そう思ったのかもしれません。

思い余って、心療内科の先生に「何だかこのままボケるような気がするのですが。」と相談したところ、

「それは仮性痴呆というのです。」

と、何とも冷たい返事。

ハァ〜やっぱりそうなんだ。

すっかり気落ちした私は、会社に行って、(そんな状態でも行かせてもらえていたって、すごいことですよね〜)、同僚の女性2人に嘆いたのです。

忘れもしません。お昼ご飯をたべながら、

「私、仮性痴呆って言われたの。」

それはそれは深刻な、泣きそうな表情だったと思います。だって、この先の人生、お先真っ暗だったのですから。

ところがその時、その2人が何と言ったか!

「ははは!仮性痴呆で良かったね〜。この人、真性痴呆‼️大笑」

お互いを指差して、そう言ったのです!

もう、私は唖然!目が点!

そして、つられて笑い出したのでした。

「な〜んだ、笑えるようなことだったのか!」と。

それから、徐々に気持ちは軽くなり、少しずつ笑顔が戻ってきて、、、今の私がいます。

私の辛さを知り、気持ちに寄り添って、一所懸命に私を気楽にさせよう、笑わせようとしてくれたのだなぁと思うと、何だか泣けてきます。

私も、悩んでいる人がいたら、その気持ちに寄り添って一緒に笑い飛ばし、気持ちを楽にしてあげられたらいいな〜

そんな人に憧れるな〜笑

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