まとまったお休みでないと出来ないことのひとつが、撮り溜めた録画を観ること。
今日はNHKの特別ドラマ「マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜」を鑑賞。ドラマで感動して泣いたのは、久しぶり。心が震えました。
昭和19年6月、フィリピンに渡った若い日本女性とフィリピン人と日本人を両親に持つ同年代の女性との、運命の出会いと友情。
ルソン島での悲惨な戦争体験で家族を亡くし、家族以上の強い結びつきの2人は日本に帰り、昭和、平成と生き抜いて行く、、、
実際の体験をもとに書かれたものとのことで、とてもリアルで胸に響くものがありました。
生きんがために、現地の農民から食べ物を強奪し、罪の無い現地の人をも殺そうとする日本兵。必死でそれを止めようと説得する2人の日本女性。
自分の身を守るために、他人を死に追いやってしまう状況。生き延びるために、日本兵の遺体から水筒や干からびた豆をあさる様子。
戦争を体験した人は、口を閉ざしていることが多いと聞きます。実際にはもっともっと悲惨なことがあったのだろうと想像します。
戦争の恐ろしさを次の世代に伝えることの難しさ。一体何が出来るのかと、考えることの多いこの時期です。この時期だけでなく、常に意識を持とうと強く思えたドラマでした。
この記事へのコメントはありません。