昨日、フジテレビの「ノンフィクション」という番組でやっていたのは、22歳で性的適合手術を受けて、女性になった、一人のプロレスラー「とものりさん」のドキュメンタリー。
母ひとり子ひとりのとものりさんは、10代の頃から心と体の違和感に苦しんできた。ヒゲを生やし、“男らしさ”を演じてきた過去もあったが、違和感は拭えず、心は壊れていくばかり。「何度も死のうと思った。でも自分に素直に生きたい」と、悩んだ末に女性として生きることを決め、必死にお金を貯めてタイで手術を受けた。
本人の壮絶な体験と、それを支えた母の思い。たくましく、すべてを前向きに捉えて、しっかり受け止める心を持っている母親の存在がどれほど大きかったことでしょう!
いわゆる「トランスジェンダー」といわれる人たちは、日々、悩み、葛藤しているのですよね。
一番身近な母親という存在がそれを受け止めてあげられるかどうか、それは本人にとって死活問題ですよね。そして、それを受け入れる親の葛藤もどれほどのものでしょう!
何気なくチャンネルを合わせた画面から、いろんな思いを新たにしました。
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