いい話

友と食べるサツマイモ〜平和への願い〜

マレーシアから日本に留学している「ン ジンユーさん」は、留学して3年、22才。日本人の友人と寮の畑でサツマイモを掘って食べた。それは不思議な体験でもあった。

母国マレーシアは、第2次世界大戦で日本に占領された。日本軍による占領は3年8ヶ月続いた。日本軍から残酷な目にあう人もいたとか、従軍慰安婦の話も両親から聞いていた。

その当時、曽祖母らは日本軍から逃れて、生き延びるために森でサツマイモを食べた。

一方、日本に留学した私は、日本人と楽しくサツマイモを食べている。

不思議な思いと共に、これは時代の進歩の証しではと考えた。私は今、日本に感謝の気持ちを持っている。友達とおいしいサツマイモを一緒に食べられる、この貴重な平和を大切にしたい・・・と。

同じ「サツマイモを食べる」ことの、なんという違いでしょうか。

そして、過去の辛い歴史も知りながらも、今の日本に感謝の気持ちを持ってくれている・・・若い人の柔軟な心に感動しました。

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