いい話

奇跡のバックホーム

プロ野球選手横田慎太郎さんが、今年の9月、24才の若さで引退しました。

名門、鹿児島実業で高校1年から4番バッターで活躍。

2013年、ドラフト2位で阪神タイガースに入団が決まる。

父親は元プロ野球選手の横田真之さん。ご両親は、心から息子の活躍を楽しみにしておられたと思います。

ところが、2017年の春季キャンプで脳腫瘍が発覚。

脳腫瘍と言われた瞬間、頭が真っ白になったとのこと。その衝撃はどれほどのものだったことでしょう!

大手術と苦しい闘病生活を経て、戻ったのが7か月後の9月。

ガムシャラにリハビリに取り組んで復帰を目指し、2018年2月のキャンプでは屋外フリー打撃を再開できるまでに回復。

誰もが復活を期待していた。

でも、

目の後遺症が良くならない

物がすべて二重に見える

これ以上良くなる見込みは無い、、、

絶望の中でもがき苦しむ姿を見ていた父親の、

「もう野球、やめてもいいよ」

の言葉。

「やめてもいい?」

と息子の声。

「両親のためにもやめるわけにはいかない!」と、必死に踏ん張っていたのでしょう。その気持ちが、ほどけた瞬間だったのでは無いでしょうか。

引退を発表した4日後に行われた、ウエスタン・ソフトバンク戦が引退試合。

ここで横田選手の見せたバックホームが、まさに奇跡を起こしたのです‼️

守備につきながらも「ボールが自分の方に飛んで来ないように」と願っていた彼。その気持ち、分かりますよね〜

「ところがボールは飛んで来た‼️」

はっきりとは見えない目で、勘を頼りにキャッチし、そのまま思い切りホームベースに投げたら、見事にアウトに‼️

チームメイトだけでなく、1軍メンバーも、さらに対戦したソフトバンクの選手も感動。

「神様はいる」

そして、グラウンド上での引退の挨拶。

顔をクシャクシャにして、上を向いて、涙をこらえながら、必死にこれまでの感謝の気持ちを伝える彼の姿、、、野球オンチの私も泣けて泣けて。

本人の気持ち、ご両親の気持ちを思うと、、、

この苦しさ、この辛さが活かせる時が来ますように

まだ若きこの青年のこれからの人生が、ますます輝きますように

と、心から祈るばかりです❤️

 

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