日本でも最近問題になっている「ヤングケアラー」、自分を犠牲にして家族の世話をしなければならない若者たち。
イギリスのヤングケアラー支援団体SYCでの取り組みが、新聞に紹介されていました。
活動の中心はグループ活動だといいます。
学校が終わった夕方に集まり、悩みや不安を打ち明けたり、スタッフと遊んでストレスを解消したり。それを定期的に続けている。年間に合計150回ほど。
「送迎がとても大事。そうでないと子どもたちは集まれない」…家族の世話を優先するあまり、外出をためらう子どもたちが多いとのこと。う〜ん、そうなんだ。健気ですね〜。
そして、彼らの家族が支援を受けることに積極的でない場合もあって、そんな時は「あなたたちをジャッジするのではなく、力になりたいんです」と説得を繰り返すと言います。
なるほど、そんなキメの細かい心遣いが大事なのですね。
根底にあるのは「家族まるごと支援」と言う考え方。子どもだけでなく彼らがケアしている親や家族を支援することで、ヤングケアラーの負担軽減につながるから。
「ひとりじゃない。仲間がいる」…安心できる場で話すことが前進につながると言います。
グループ活動の意味、大きいですね。日本でも真似してほしいです。
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