いい話

自然体を貫いた鳥山明さん〜懐かしいDr.スランプあられちゃん〜

「Dr.スランプあられちゃん」「DRAGON BALL」で有名な鳥山明さんが、68才の若さで亡くなられたと言うニュースが報道されていました。

漫画の世界にはうとい私も、あられちゃんはよ〜く知ってます。「んちゃ」とか「バイちゃ」とか…子供たちとテレビを見ていたのが懐かしい〜。

彼にどれほどの才能があって、どれほど憧れられていたか、そしてどれほど惜しまれているか…亡くなって初めて知りました。すごい人だったんだ!

意外だったのは、もともと漫画家になりたいと思っていなかったと言うこと。

勤めていたデザイナー会社を遅刻ばかりでやめた後も、朝起きられなくて喫茶店で時間を潰していたらしい。今で言えばニートでしょうか。

23才ごろから描き始めて、27才の時には「Dr.スランプあられちゃん」が大ヒットしていたというから、やはり天才ですよね。

でも、その人となりは謙虚で自然体だったらしく、常に「偉くないですよ。僕なんて」というスタンスだったらしい。

「あまりブームにはならなかった方がよかったと思っています。騒がれるのはいやですから。地道に漫画だけ描いていたかったです。それなりにうれしいですけど。たまたま発明ものを描いて、これがいけるんじゃないかということで決まっただけで、特にこれを描きたいとかはなかったです。10週続けばいいほうだと思っていました。『Drスランプ』の人気はもう終わってもいい頃だと思っています。僕もまた違ったものも描きたいですし、それだけに決めつけられてしまうのもいやですから。一生懸命描いていますけど、違ったものも描きたいという感じです」

…これは、27才の時のコメント。天才でありながら本当に自然体の人だったのですね〜。もともとニートだったというところに、人の可能性を感じます。

今更ですが、とても身近に感じたことでした。ご冥福をお祈りします。

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