ちょっと今日は重たい話です。
お正月休みに、長女推薦のドキュメンタリー映画「シティ オブ ジョイ」のDVDを観ようと意気込んでいました。孫たちもいない、ひとりだけの貴重な時間を狙って。
ところが、いざ観ようとしたらデッキが動かない。え〜っ、チャンスは今しか無いのに〜。諦めきれずに、ネットフリックス検索してみたら、あった、あった!
ラッキー!と、観てみたら、その内容の凄かったこと!
舞台はアフリカ中央部にあるルワンダ。フツ族とツチ族の悲惨な戦いのニュースは、鮮明に記憶に残るところです。
戦争の犠牲者は弱者の女性や子供であるのは、いつの時代も同じ。
女性は子供だろうと年寄りだろうと、戦士にレイプされる。家族の前で。そして殺される人も・・・
とてもここには書けないほどの悲惨な状況に、被害者の女性はみな「私は汚れている」「私は生きている価値が無い」と心を閉ざしている。
そんな女性たちを救ったのが「city of joy」と呼ばれる場所。そこでは同じ被害を受けた女性たちが「自分だけじゃ無かった」というところから、少しずつ精神を回復させていく。
「恥ずかしいことじゃない」「一歩前へ!」「自分の体験を話す勇気」「話すことで救われる」「自分も、同じ体験を持つ人々も」・・・
自分を否定して自殺することだけを考えていた女性が「私は受け入れる」と笑顔で宣言する。「自分のためじゃなく誰かのためなら生きられる」と。
ありのままの自分を受け入れて、相手のために前に踏み出す・・・人間のおぞましさと共に、人間の究極の素晴らしさを感じました。
どんな状況であろうとも、人には「生きる力」があるんだ!
重いけど深い、ドキュメンタリーのインパクトに圧倒されました。
そして、ルワンダという国が、今はとても平和な良い国だということにも救われました。
そして最後にどんでん返しが・・・。
長女が推薦してくれた「シティオブジョイ」の映画は、これとは全く違う映画だったらしい‼️
「この勘違いがなければ、絶対に一生、観るチャンスの無かった映画に出会ったこと」に、不思議なご縁を感じたことでした。
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