ある18歳の大学生が新聞に投稿していました。
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人の目ばかりを気にして生きてきた。相手の表情をうかがっては、いつも『すみません』と口にした。それが当たり前だったし、変えるつもりもなかった。
初めてのアルバイトは常に人手不足のファーストフード店。週4回のシフトでも、頼まれたら6回入ったりした。体力が限界でも、悪い印象を持たれそうで断れなかった。
ある夜、「疲れた」と弱音を吐いた。それを聞いた母は「休みなさい。いや、休んで」。
こんな強い調子で言われたのは初めてだった。眉を下げて心配そうな母。胸が痛くなった。
バイトをを始めて5ヶ月。勤務の依頼を恐る恐る断ってみた。返事は「了解!ありがとう」。こんなに簡単だったのか。拍子抜けした。
今でも人目が怖い。なんとなく謝ってしまうし、頼まれると「いいよ」と答えてしまう。ただ、断ることへの恐怖は少し小さくなった。自分が思うほど不安なことは起こらない。少しだけ勇気を出して自分の殻を壊したら、ちょっとだけ世界が新しくなった。
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う〜む、真面目で、責任感が強くて、断れなくて、人目が怖い・・・こんな若い人が意外とたくさんいるのでは?と思いました。
お母さんは、常々心配していたのでしょうね〜。だから「いや、休んで!」と強い調子で言えた。
「人にどう見られるか」より「自分がどうありたいか」、自分で決められる主体性を育てていきたいですね。大人も子供も。
「断る勇気」・・・生きていく上には大切なことだなと痛感しました。
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