先日、NHKの「ドキュメント72時間」でやっていた現場は「うどん自販機」。
山陰、島根県の国道沿いの無人店・・・というか、屋根のあるところに自販機が並んでいるだけの場所。それもずいぶんくたびれている。ウ〜ン、歴史を感じるな〜。うどん、ラーメン、共に350円。これがけっこう美味しいらしい。
そこに立ち寄る人たちは・・・
例えば、若いカップル。金髪をツーブロックにしたようなド派手な彼と、恥ずかしいからと顔を出さない彼女。まだ20代前半。
聞いてみたら、彼はケールを育てて青汁を作る会社で、彼女は保育園で調理の仕事をして、働いている。デート代は節約して、将来の結婚資金を貯めているのだとか。堅実だな〜。
見た目で判断してはいけません!「頑張って!」と応援したくなるようなカップルでした。
そして、次に訪れたのは55歳のおじさん2人。この町で育ち、都会で働き、また最近ここに戻ってきたという友達同士。海で遊んだ帰りらしい。
「なぜこの土地に戻ってきたのですか?」との問いに、「介護だよ」と。
親の介護が理由で、仕事を辞めて故郷に戻るんだ〜。大変だな〜と思っていたら、ひとりの男性いわく、
「俺は片親じゃったけん、苦労かけたしな〜。感謝しとるけん。孤独死させちゃ申し訳ないもんな。金にはかえられん」と。
隣りの友達もうんうんと頷いている。
ヘェ〜。いい話だな〜。2人とも、親の介護で故郷に帰ってきたことを心から喜んでいるんだ。
「仲がいいですね〜。昔は夜中のお付き合いもありましたか?」の問いに、「もちろん‼️」と笑っている。きっと昔はかなり悪くて、親を困らせてたんだろうな〜。そんな雰囲気が滲み出ている。笑
うどんを食べ終わると、同じ軽トラックに乗り、それぞれが介護する親の元に帰る・・・その表情のすがすがしさと幸せそうな様子に、なんとも言えない人のぬくもりを感じました、
人間っていいな〜❤️みんながんばろうね‼️
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