もう30年も前になります。龍村仁監督の映画「地球交響曲第二番」で出会ったのが、佐藤初女さん。
2016年に逝去されるまで、「森のイスキア」に訪れる人に分け隔てなく食事を提供し、話を聞き、寄り添い、たくさんの苦しむ人を救ってきた人。
映画の中では佐藤初女さんの淡々とした日常が描かれていて、その真摯さ、粘り強さ、おおらかさ、深さ、人に添う力・・・全てに感動したのを覚えています。涙が出て止まらなかったな〜。
「“私はめんどくさいという言葉がきらいです“と、常に目の前のことに全身全霊で取り組む初女さんの姿に触れ、心をかけることの大切さを学びました。」・・・これは何度も撮影の機会があったカメラマンの岸圭子さんの言葉。
そうそう、地球交響曲の映画でも「めんどくさいという言葉が嫌いです」と、トツトツと話されていたことに、ドキッとしたのを覚えています。
「ひとくち、ふたくち食べ進み、“おいしい“と感じたとき、生きる力が湧いてきます。おなかが満たされると、心の扉が開くのです。」・・・これは、初女さん自身の言葉。
そんな初女さんに影響されて、「おむすびの会」を主宰されているのが「いのうえゆみこさん」と「みぞぐちゆうこさん」のお二人。
お二人はお子さんが幼稚園の時のママ友とか。いいですね〜
青森の森のイスキアをたずねて「おむすびの会」を始めることを報告した際の、佐藤初女さんの言葉、「うずまらないようにね」を心に刻み続けているとのこと。
「うずまらないようにね」・・・さらりと優しい表現でありながら、ビシッと姿勢をただしたくなる言葉ですね。さすがです‼️
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