私の尊敬するシスター渡辺和子さんの著書。
「目に見えないけれど大切なもの」〜あなたの心に安らぎと強さを〜という副題がついています。
時々読み返しては、自分の捉え方を軌道修正できる、私にとって無くてはならない本です。
昨日読んだ箇所は「許しがもたらすもの」。そこに書かれていたのは・・・
「もう40年も前のことだけれども、周囲の人たちの無理解に腹を立て、不機嫌だった私に一つの詩が与えられた。
『もしあなたが誰かに期待した微笑みが得られなかったら、不愉快になる代わりにあなたの方から微笑みかけてごらんなさい。実際、微笑みを忘れた人ほどあなたからのそれを必要としている人はいないのだから』
貰えるものが貰えなかっただけでも『損した』と思うのに、こちらがそれを与えるなんて、これでは“ダブルの損“だと、私はその時思ったものである。
ところが、やがて気づかされたのは、ダブルに損をすると『得になる』と言うことだった。
“シングルの損“だけにしておくと、残るのは、腹立たしさや口惜しさだけであり、折あらば仕返しをと考える自分だけである。
ところが思い切ってダブルに損をすると、そこには、ほめてやりたい自分が残り、「よかった」という満足感が残るから不思議だ」・・・
へぇ〜なるほど‼️
シングルの損だと「折あらば仕返しを」・・・シスターでもそんな感情を持つことがあったのなら、私ごときがそんな気持ちになるのは当たり前だ!・・・と、妙に気が楽になったものです。笑
そして、そこに留まらず、もう一歩突っ込んで「不愉快な気持ちを払いのけて微笑み返す」・・・すると、そこにはほめてやりたい自分が残っている‼️
すごいな〜 パラダイムシフトだな〜笑
なんだか新鮮に「やってみよう!」という気持ちになった私でした❤️
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