「泳いでたときを現役って言っちゃうんですよね、最近」・・・水泳選手の池江璃花子さんは、退院直後の昨年1月、カメラの前でそう明かした。
ロックバンドKing Gnuの「白日」を流しながら、はじける笑顔で「本当にその通りだなって思いますもん」と語っていたと言う。
♫戻れないよ、昔のようには
きらめいて見えたとしても
明日へと歩き出さなきゃ
雪が降りしきろうとも♫
♫今の僕には 何ができるの?
何になれるの?
誰かのために生きるなら
正しいことばかり
言ってらんないよな♫
♫真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
へばりついて離れない
地続きの今を歩いて行くんだ♫・・・・・
その言葉の奥にある葛藤や苦悩を思うと胸が詰まったと言うのは、インタビューしていた記者の弁。
私もKing Gnuの「白日」は好きで、よく聞く曲なのですが、もっと気楽に聞いていました。池江璃花子さんにとっての歌詞の意味の響き方とは全く違っていたな〜
再起に挑んで練習を再開したものの、体重は10キロ以上落ち、周囲の泳ぎについていけない自分が悔しくて、無力感が募った日もあった。
「もし、病気になっていなかったら」「過去に戻りたい」・・・そんな思いが頭をよぎったと。
そうでしょうね〜 あんなに輝いていたのですものね〜
ただ、彼女は前に進むことをやめなかった。練習を重ねるにつれ体重も体力も徐々に回復。昨年10月の日本学生選手権では第4位に。彼女の目にはアスリートの闘志が戻っていた!
「『もう、これこそが自分の人生だ』と捉えるようにしたら、すべてが楽しいなって思えるようになりました」と。
「戻れないよ、昔のようには」と思っていた1年前から、前に向くことをあきらめずに、自分を信じてやり続けてきた日々・・・その体験を通して、「今の自分」を受け入れられるようになったのですね〜 すごいな〜
今年成人式だった池江璃花子さん。艶やかなだけでなく、凛とした精神の気高さを感じる着物姿が印象的でした。
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