いい話

天国のおじいちゃん〜大切な人の死が教えること〜

大切にとってあった2008年2月の新聞の切り抜き。タイトルは「天国のおじいちゃん」。

小学校5年生の男の子が「おじいちゃんの死」から教えられたことが、3つのエピソードで紹介されています。

①ゲーム好きな小5の息子が「最近は遊ぶ相手がいなくなった」と言う。
友だちが別のゲーム機に買い替えたため、違うものを持っている息子とは遊ばなくなったらしい。
だが、不思議なことに「買って」とはねだらない。
どうやら理由は、昨春亡くなったおじいちゃんにあるようだ。
「今持っているゲーム機は、おじいちゃんが整理券を持って朝早くから並んで買ってくれたものだから、それを大切にしたい」と言うのだ。

新しいゲーム機が欲しい気持ちより、おじいちゃんに愛されたという思いを大切にする男の子。

何だか胸にグッときます。人の気持ちに添える人になるでしょうね〜

②息子はカマキリも好きだ。去年捕ったカマキリは幼虫から成虫に育て上げた。
冬場にはみかんやソーセージを与え、寒い日には虫ケースにカイロを入れた。
おかげで息子のカマキリは1月6日まで生きた。
以前は虫が死んでも泣かなかったのに、今回はしくしく泣いた。
これもおじいちゃんの死という体験で、死の意味を少しは理解したのかもしれない。

えっ、カマキリを家で飼うの?・・・正直ちょっとギョッとしました〜(笑)このお母さんもすごいな〜

そして、可愛がっていたカマキリの死に涙する男の子の優しさに、心がジンワリしました。

③おじいちゃんの病室で得意のバイオリンを弾いていたように、今にも死にそうなカマキリにバイオリンを聞かせていた。
「天国に行ったらおじいちゃんによろしくね。メガネをかけてマラソンが好きな人だから」と言っていた。

おじいちゃんの病室でも、死にそうなカマキリにも、自分ができることで元気づけようと・・・

なんて素直で純粋な行動でしょう‼️

このピュアな心を大切に、大きくなって欲しいな〜

そして、こんな風に男の子を育てたお母さん(もちろんお父さんも〜笑)の感性の素晴らしさが伝わってきました。

天国のおじいちゃん、私たちの姿は見えますか。
もっと長生きして子供たちの成長を見てほしかったけれど、これからは天国から見守っていてね。

と締めくくられたコメント。

姿かたちは無くなっても、その人の生き方・在り方は、確実に残っていくのだな〜と、改めて「生きる姿勢」の大切さを想いました。

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