いい話

映画「大きな家」を観て

日曜日、思い切って児童養護施設のドキュメンタリー映画「大きな家」を観てきました。

まず、こういうドキュメンタリーには珍しく、みんな顔を出していることに驚きました。

漠然としたことではなく、臨場感を持って観て欲しいからと。そして、こんな注意書きが手渡されました。

この映画に登場する子供たちや職員は、これからもそれぞれの人生を歩んでいきます。SNS等を通じて、出演者個人に対するプライバシーの侵害やネガティブな意見、各家庭の詮索や勝手な推測、誹謗中傷を発言することはご遠慮ください。」

そんなリスクを越えて、この映画は私たちに届けられているのですね。この約束は絶対に守らないといけません。

映画には、18歳になって施設を卒業するまでの、いろんな年齢の子供たちが登場する。

心に残ったのは、高校生の男の子。生意気盛りの彼は、誕生日にお母さんが会いに来てくれることを心待ちにしている。それは言葉の端々に表れている。本当に嬉しそう。

ところが急にお母さんが来られなくなった。それを聞いた時の、寂しそうな表情。平気を装ってるけど、彼にとってお母さんの存在がどれほど大きなものか、手に取るように伝わります。お母さんにもいろんな事情があるのでしょう。辛いですね〜。

そして、もうひとつ強く感じたのは、施設の職員の人たちの温かい愛情。子供の成長を感じて涙が止まらない女性。食事作りを通して、子供たちに憧れられる男性。卓球の試合に出ている男の子は「来て欲しい」と、応援にきているはずの男性職員の姿をずっと探している・・・こんな人たちの努力で児童擁護施設が成り立っているのですね。

誰かひとり、見守ってくれる人がいれば大丈夫・・・その人の努力、本当にすごいな〜❤️

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