いい話

「母」を感じた手〜思わずホッコリ〜

私は、どうも「ホッコリ」に弱いようです。これはある日の新聞の切り抜きから。56歳の女性の投稿です。

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母と私には、血のつながりが無い。「お母さん」と呼ぶものの、本音は「父が再婚相手に選んだ女性」という印象しかなかった。思春期も重なり、私は母にうまく気持ちを伝えられないまま、就職で家を離れた。

そんな母への見方が変わったのは、30歳の時に娘を生み、産後うつになった時だ。世話に来てくれた母と2人になった時、私は自分が制御できないことをこらえきれずに、大声で泣いた。母はそっと背中を抱き、「大丈夫よ。きっと大丈夫だから」。そう言って、背中をポンポンとゆっくりたたいてくれた。温かい手だった。私は不思議なほど落ち着きを取り戻した。それからだ、母を「自分のお母さん」だと認識できたのは。

母は賢い人だったから、私の心を見抜いていたと思う、私の中に、最後まで優しい母の笑顔を残したままで、旅立った。

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血のつながりの無い娘が、産後うつの辛さを自分に出して、大声で泣いてくれた。甘えてくれた・・・そのお母さんは、どれほど嬉しかったことでしょう。

産後うつになったから、お母さんとのわだかまりが溶けた・・・神様のプレゼントだったかも知れませんね。

それからの二人の関係が、目に見えるようです。良かった〜❤️

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