アイドルグループ「AKB48」の一期生としてデビューし、初代総監督を務めた高橋みなみさん。その人柄が魅力的で、私も何となく好きなタレントさんです。
彼女は、小さい頃から、いじめを体験してきている。
「体が弱かった小学校低学年のころ、給食をもどしてしまったことでからかわれるようになりました。中学では仲の良かった友人にAKB48に入ることを言い出せなかったのをきっかけに、無視されるようになりました」
あ〜そんなことがきっかけで、いじめが始まるのですね〜
「休み時間、私の周りには誰もいない。どうしていいかわからなくて、階の違うトイレに行って時間をつぶしていました。言葉に表せないつらさがありました」
階の違うトイレに行って時間をつぶす・・・聞いただけでも泣けてきます。そんな体験があったのですね〜
「家ではあえて元気に振る舞っていた気がします。孤立しているとは言えなかった。私もそうでしたが、悩みをなかなか言い出せない子は多いのです」
そうなんですよね。実際には誰にも言えない・・・
「身近な大人の人は、子どものSOSに気付いてあげてほしいですね。難しいことですが、よく子どもを見て何か少しでも変化があったら。根気よく話を聞いてあげるとか、周りから探ってみるとか。大人には大したことでなくても、子どもにとって一大事と言うこともあります」
高橋みなみさんは、2013年からNHKの教育番組「いじめをノックアウト」のMCをやっています。小さいころからの体験もあるからこそ、の仕事なのでしょうね。
その番組での経験から彼女が思うのは、やっぱり夏休み明けは心配と言うことだと。
「悩んでいる子どもたちに言いたいのは、今いる学校が世界の全てではないと言うことです」
彼女の語り口は、穏やかな中に、心に響く説得力があります。夏休みが明けるこの時期、耳を傾けたいなと思いました。
「辛ければ休めば全て解決するとか、そう単純でないことはわかっているつもりです。ただ、ルートは一つではないと思うんです。私も社会人になって思うのは、例えば、周囲に合わせることが苦手でも、その人にしかない強みがある人もたくさんいます」
「みんなと同じにできることが素晴らしいわけではない。それが、社会人になってからの私の気づきです」
「学校に行くことは大切ですが、子どもたちはすでに十分頑張っています。心がついていかなくなってしまうならば、それ以外にも選択肢があることを意識してほしいと思います」
子どもたちはすでに十分頑張っています・・・この言葉にもジ〜ンときてしまいます。
小さな心で、精一杯生きている子どもたちに、目線を合わせて話が聞ける、聞いているうちに子供たちに勇気が湧いてくる・・・そんなおばあちゃんを目指したいです‼️
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