ここのところ思うこと。「生きづらさ」って、誰でも少なからず感じることではないのかな〜と。
NHKのネタドリという番組で、ある旅館の取り組みを紹介していました。
「コロナ禍でも大人気の温泉旅館。従業員が輝くワケ」
旅行サイトで異例の高評価を受ける長野県志賀高原ふもとの「春蘭の宿さかえや」。
10年ほど前まで倒産寸前だったこの旅館をV字回復させた大きな要因の一つは、ひきこもりやうつ病など“生きづらさ”を抱えていた従業員たちだった。
そのきっかけは、社長の湯本晴彦さん自身の挫折経験。
社長を引き継いで4年、従業員の3割がやめた。
経営不振に自分の居場所が無く、逃げ込んだ非常階段で見た汚れ。
「今の自分にできること」と思いついて、階段を磨き続けること1ヶ月。ある変化があった。
それを見ていた従業員たちが次々に手伝いを申し出たのだ。「この人についていきたい」と思ったと。
そんな、自分自身の挫折体験から、「生きづらさ」と抱えた若者を旅館のスタッフとして迎え入れる方針に。
例えば、厳しい両親に育てられ褒められた記憶がなく育ったという、まだ若い小林未来さんという女性。
うつ病になり、高校を中退。引きこもりになっていた。
そこへ、この旅館の情報を知り、恐る恐るやってきた。
働くうちに、少しずつ思えるようになった。
「私、ここに居ていいんだな」と。
社長は、彼女の細やかな心遣いができる長所を引き出す。
心遣いの細やかな彼女は、野の花を摘んで客室に。
褒められることをきっかけに、自信を取り戻していく・・・
大切なのは同僚とのつながり。
毎朝、みんなハガキを書く時間。お互いに、良かったこと、嬉しかったこと、感謝の気持ちなどを一緒に書いて相手に渡す。
面と向かっては言えないことも、ハガキなら伝えられる。
そのハガキをファイルして、時々読み返す。
「これが宝物です」と。
認めてくれる人がそばにいたら、その人の人生は変わるのですね!
こんな環境の職場が増えるといいな〜❤️
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