「みんなで語ろう〜ウソについて〜」という新聞の投稿欄の中、15歳の女子中学生のコメントが目に止まりました。
以下はその文章です。
「1歳の時に父を病気で亡くしました。『お父さん』というものを私は知りません。
小さい頃から、周りの皆に、『寂しくないか』とよく聞かれます。決まって私は「みんながいるから寂しくないよ」と答えています。
最近になって、本当に寂しくないのか、よく考えるようになりました。
考えれば考えるほど、父がいないことが寂しいような気がします。
しかし、私は父がいるという生活がわかりません。
『父親を知りたい』という気持ちを『寂しい』という気持ちに代えて、心にうそをついているのかもしれません。
本当の気持ちがどっちなのか、また15歳の私にはよくわかりませんが、いろんな人に『お父さん』というものを聞いてみたり、お母さんに私の父がどんな人だったかを聞いてみたりして、自分の気持ちを確かめていきたいです。
そして、いつか誰かに『お父さんがいないけど寂しくないか』と聞かれた時に、
『寂しいかもしれない。でも幸せだよ』
と答えられるようになりたいです」
・・・1歳で父を亡くして14年。
まわりの人が「寂しくない?」と何気なく聞く言葉に、その時その時、小さいながらにいろんなことを感じてきたのでしょうね〜
その、素直な表現の文章に感動しました。
この少女のお母さんは、この子が1歳の時にご主人を亡くされて、いろんな思いをしながらここまで育てて来られたのでしょうね〜
大切に、大切に・・・
最後の、
「寂しいかもしれない。でも幸せだよと答えられるようになりたい」
という言葉に、思わずジーンと来ました。
きっと、優しくて人への思いやりに溢れた女性に成長されることと信じます❤️
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