9月25日のブログで紹介した、住野よるさんの本、「また、同じ夢を見ていた」。
この題名で、思い出したことがあります。
ずっと、何度も、定期的に見ていた夢がありました。
そう言えば、あの夢を見なくなったな〜
決していい夢ではありません。
あまり大きな声で言いたくないのですが(今は全く弾けないので、弾いてなんて言われると困る!)、私は音大のピアノ科卒なのです。
自分の意志でピアノ科に進んだクセに、そして親にはかなりの出費をさせたクセに、練習が大嫌いで、努力できなくて、だから当然下手くそで、、、コンプレックスのかたまりでした。
もう、最悪ですよね〜
「地道な努力」、、、これは私の辞書には無い言葉でした!、、、なんて、偉そうに言ってる場合じゃない‼️笑
ところが、定期的に発表会とか、試験とか、リサイタルとか、、、、人前でピアノを弾く機会がしょっちゅうあるので(そりゃピアノ科だもの、当たり前!笑)、それは辛い学生生活でした。とにかくかなりの劣等生。ただ、友達とはとても楽しくやっていましたが。(^^)
というわけで、そのコンプレックスが知らず知らずにトラウマとなっていたという訳です。
卒業して、結婚して、子供も産まれて、卒業して20年経っていても、時々同じ夢を見ていました。
そして、それが不思議なほど、必ずいつも同じ状況。
*草むらに隠れている私を、サーチライトがパーッと照らす。
*逃げても逃げても追っかけて来る。
*とうとう見つかってしまう。
*冷や汗いっぱいで目が覚める、、、
これじゃあ、まるで刑務所から脱獄した極悪犯人みたいじゃないか‼️笑
なぜ隠れていたかと言うと、私が弾く番なのに、練習できていない、暗譜もできていない、という情けない状況があったから。練習すればいいのにね〜
という訳で、恥を忍んでの自己開示でした〜笑
でも、気がついてみると、いつのまにかその夢は見なくなっているのです。
いつのまにか。色んな体験が私のトラウマを消してくれたのでしょうか?
トラウマとかコンプレックスとか、自分ではどうにもならないと思っていたことも、そのうち捉え方が変わることもあるのですね。
今では「だからこそ、努力できない人の気持ちがよく分かる」「良かったな〜」と、心から思っています。笑
「また、同じ夢を見ていた」、、、皆さんもそんな体験はありませんか?
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