「サンドイッチマンがお届けする病院ラジオ」
2日間、サンドイッチマンの2人がその病院の患者さんといろんな話をして、病院全体にラジオを流すというもの。 いろんな番組がありますね〜
今回の病院は、60年前に日本で初めてできたアルコール依存症の専門病院。「久里浜医療センター」
「依存症」に興味があって、録画して観ました。そこに流れていたのは、昨日のブログ「存在意義」と同じテーマでした。
いろんな患者さんが来て、自分の思いを話していく。
アルコール依存症は、10人中8人はまたお酒を飲んでしまうという。一生完治はしない、難しい病気。
その原因のほとんどは人間関係。奥さんとは離婚して、子供には一切会わせてもらえない人が多い。その寂しさを紛らわせようと、またお酒を飲んでしまう、、、その悪循環。
自分の思いは誰にも話せない。恐ろしいほどの孤独。
「救いはこの病院の仲間。話を聞いてもらえる。ありがたい」と。
ラジオ放送を聞いた仲間は号泣。
あ〜みんな孤独と戦ってるんだな〜と、ジーンと来ました。
「自分だけじゃないんだな〜 みんな同じなんだな〜」
この番組の意味が分かりました。みんな誰にも言えなくて、孤独で、自分を責めている、、、
薬物依存の番組を観た時と、全く同じでした。人はみな、弱いのですね〜 同じ体験をしている人とつながることが救いになるのですね〜
また、桜井さんという40代の男性は、職場がお酒の席を避けられない環境の中、頑張っている。
「なぜ、その環境でお酒を止めることができているのですか?」の質問に
「それは井上さんですね」と。
井上さんは、その病院の看護士の女性。
入院中、自分が毎日書くノートに、付箋を貼って「がんばってるね!」「良くなってきてますよ!」と書いてくれた。励ましてくれる存在。
「それまで、自分を肯定されたり褒められたことが無かった」
「そのままでいいんだよと存在を認めてくれた」と。
よほど嬉しかったのですね〜
そして、
「このノートが宝物。必ず持ち歩いて開くと、あの時頑張ったじゃないかと思えるんです」と。
ラジオ放送を聞きながら、井上さん、泣いてる〜
かと思ったら、今度は20代の男性。アルコールではなく、ゲーム依存。ひどい時は5日間飲まず食わずでやっていた。このままではダメになると。でもそれまでは、自分が依存症だなんて思ってもみなかったと。
彼は、小さい時からずっと暴力を振るわれて、家にも学校にも居場所がなかった。ゲームの世界に話し相手を求めた、、、
やはり、人が求めるのは自分の居場所、存在価値なのですね。
「ここに居ていいんだよ」
「ただ単にここに居ていいんだよ」
「一人じゃないよ」
「いつだって今がスタート。また、やり直せばいいんだよ」
そんな、仲間やまわりの人からのメッセージに勇気づけられて「今日一日、今日一日」と、続けていられるのだと言うことでした。
ある50代の男性は6度目の入院。
「なぜ何度もトライするのですか?」の質問の答えは、
「娘と息子に会いたいから。会える自分になりたいから。受け入れてもらえるかは分からないけど」、、、と。
その表情の真剣なこと❗️その寂しそうな顔❗️もう10年以上も会えていないのだとか。
あきらめないで‼️挑戦しようよ‼️と、エールを送りたい気持ちでいっぱいなりました。
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