先日のブログ、宇野千代さんの「辛いと思うことに体ごと飛び込んで行く」と言う姿勢。
潔くてカッコいいと思いませんか?カッコいいだけでなく、それが正解なのですね。
そう言えば思い出しました。
今から30年近く前、突然家も財産も失い、夜逃げ同然だった私は、まわりの目ばかりを気にしていました。
40歳にして働き出した(と言うより拾ってもらった)会社は、住んでいた家の最寄りの駅近く。
ご近所の人に会わないとも限らなかった。それが怖くて怖くて。駅から会社に着くまでの、ほんの5分が、私にとっては地獄。
誰も見ていないのに、毎朝下を向いて、顔を隠して、逃げるようにして会社に駆け込む。(何と自意識過剰だったこと!笑)
常に後ろから追いかけて来られるような感覚でした。逃げれば逃げるほど、追いかけて来るのですね。
そんな時、会社の先輩の女性(年下だけど大先輩)から聞いた武勇伝。
彼女はバツイチだったのですが、その話がすごかった。 若かりし頃、先輩は新婚旅行から帰った飛行場で離婚を決めた。その決断もすごい!
そして、休み明けに当時勤めていた会社に出向いたら、まわりはみんなで噂を聞いてヒソヒソ話。「もう離婚したらしいよ」と。
いや〜な雰囲気!私だったら聞こえなかったフリをするか、もうその会社には行けなくなるか、、、
ところがその時、彼女はヒソヒソ話のところにツカツカと寄って行った。
「おっはよ〜‼️何の話⁉️」
ポンッと肩を叩き、大きな声で、ニッコリ笑って、どんどん向かって行くものだから、まわりのみんなは何も言えなくなったらしい‼️笑
「そっか〜それでいいのか‼️」
ビクビクしていた私のために、敢えてそんな話をしてくれたのかも知れません。
少しずつ、少しずつ、人の目を気にせずにいられる自分になっていったのは、その先輩のおかげもあるな〜。
「逃げるのか、向かって行くのか」
それで人生は変わる‼️
教えてくれた先輩に、改めて感謝です(^^)
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