歌舞伎の、八代目尾上菊五郎さんが、心に残る本として紹介していたのが「モチモチの木」という童話。
無性に読んでみたくなって、夜中にポチッと、Amazonで注文しました。
届いたのは、画面いっぱいに広がるインパクトたっぷりの挿し絵の本。
斎藤隆介氏の作、滝平二郎氏の絵。
1971年に岩崎書店から出版されたこの絵本は、読み聞かせによく選ばれているらしい。“じさま”と孫の物語り。

主人公の豆太は5歳。じさまと二人でとうげのりょうしごやに住んでいる。お父さんもお母さんもいない。そして、豆太は死ぬほどおくびょう。
じさまと一緒に、一枚しかないふとんで寝ている。よなかには、じさまについていってもらわないと、ひとりじゃしょんべんもできない。
そんな豆太が、夜中に腹痛を起こしたジサマのために必死で山を駆け降りていく・・・。
「じさまは、グッスリ眠っている真夜中に、豆太が『ジサマァ』って、どんなにちいさい声でいっても、『しょんべんか』と、すぐ目をさましてくれる。」
・・・このくだりを読む度に、鼻の奥がツ〜ンとします。
たまらなく癒されています。
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