いい話

児童養護施設の子供たち〜斎藤工さん〜

「僕はこの作品のために、今まで映画に関わってきたのかもしれない」…俳優の斎藤工さんの言葉です。

「大きな家」は、企画・プロデュース斎藤工さん、監督竹林亮さんの最新映画。

児童養護施設のことを映画にしようと思ったきっかけの話にドキッとしました。

ある時、斎藤さんは仕事で児童養護施設を訪れた。帰る時に、ひとりの男の子が「今度ピアノを弾いてあげるよ」と言った。斎藤さんは、思わず「今度?」と聞き返した。また来ようとは思っていなかったのですね。

その男の子の表情は「大人はみんなそうなんだ」という、あきらめと憤慨を表していた。その表情が忘られない斎藤さんは、それから4回その施設に通ううちに、この映画を作ろうと決意したと言うのです。

その男の子の表情を見逃さなかった斎藤工さん、素晴らしいですよね。

映画の中で、施設の子供たちに質問する。「ここにいる人たちは、どんな存在?」と。

小さな子供たちは「一緒に暮らしてる他人」「ベストフレンズ?そんなのじゃないよ」などと、冷めた答え。

それが年数を重ねていくと「一緒にご飯を食べられることが嬉しい」、時には「家族以上に家族だと思う」と変わっていくのです。

その変化を聞いて、正直、嬉しくなりました。

どんな状況の子供たちにも「自分は愛されてる」と感じられる環境を与えてあげたいな〜❤️

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