お笑い芸人の“にしおかすみこ”さん。むちを持ち、SM女王様の芸でブレークしたのは30代。そうそう、覚えています。
その彼女が、今、本を書いているらしい。
コロナ禍のあおりで仕事が無くなり、実家に帰った彼女。そこはちょっとしゴミ屋敷で、ゴミに埋もれていた母は認知症の初期と分かった。
母とダウン症の姉、酔っ払いの父との20数年ぶりの同居。(へぇ〜、それは大変だ!)
泣き笑いの日々をウェブ連載し、2冊目となったとのこと。
母が話したことはつぶさにメモしておく。「認知症や障害のある人がこういう行動をとるんだ」と、誤解されないように正しく伝えたいという思いがあると。
51歳のダウン症の姉は優しくて、しんどそうにしていると、いつも歌ってくれる。蛍の光が得意で2番まで。
そんな姉と母が、すみちゃんの帰宅を待ち構えている。夜中に3人でババ抜き。姉はババを出して見せるし、面白くない。でも、母も姉もケタケタ笑いながらやる。「そういうの、いいなあと思うんです」
実家に帰った4年前、「頭をかち割って死んでやる!」と言っていた母が笑うようになった。娘に迷惑をかけまいとがんばっているのを感じる。
母は「好きなことを見つけなさい。個性はあなたを幸せにするよ」と言ってくれていた。
そして今、「書くという好きなことが、本当に人生を助けてくれているよ、お母さん」
本の題名は「ポンコツ一家2年目」。
大変な生活の中に、ほっこりとした幸せを感じられます。にしおかすみこさん、応援したいです。❤️
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