教育

火事場の親子を見かけたら?

受験シーズンの今、こんな新聞記事に目がいきました。

「年末から火事場に突入する子供たちがいる」というのです。

その筆者(東畑開人さん)は、「小学校6年生の頃、炎に囲まれて極度の不安でうつ状態になって受験に大失敗した」という経験の持ち主でした。

今は心理士として働いている東畑さんは、「親が一つの価値感に固執し、子供にそれを強制すること」に警鐘を鳴らしていました。

今年3月に佐賀県で起きた元九州大学生による両親殺害の事件も、その大学生は幼少期から父親に成績のことで叱られ続け、「失敗作」だとののしられ続けたのだと言います。う〜ん、それは辛いですよね〜。

価値観にこだわり過ぎると親子共々火事場に突入する。そうなると、逃げるか、焼け死ぬか、一つしかない・・・と。

家庭とは、本来価値が複数ある場所、そして逃げ込める場所であるべきなのにね〜。

それを「教育虐待」というそうです。これもすごい言葉ですね。

「周囲にそういう親子がいたら声をかけてほしい」「火事場の外にも世界があることを伝えてほしい」と、提唱されています。

人生の中で一つの目標に向かって邁進することは、素晴らしいこと。でもそこにあまりに固執していると子供の心が摩耗してしまう・・・。

それを「火事場の親子」と表しているところが、ドキッとさせてくれますよね。親はあくまで良かれと思ってのことで、実態は見えていない・・・ドキッとさせることが必要かも⁉️

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