10月の歌舞伎座公演は「文七元結物語」。
山田洋次監督、寺島しのぶさん出演と聞いて、観たいな〜と思ったのですが、無理でした。
気が付いたのが遅かったのと、コロナになってしまったので、諦めました。あ〜残念だったな〜。
「文七元結物語」は、もともとは落語の人情噺。
親思いの娘が、親のために身を捨てて作った五十両という大金を、自殺しようとしている赤の他人を前にして放っておくことができなくて、渡してやる・・・
この物語に出てくる人物はみな、自分よりも他人のこを思いやる。人のことなど心配している場合ではないくらい、暮らしに窮しているにもかかわらず。その心根の優しさに触れて、ひととき胸がぬくもる・・・という講評。
極端なストーリーだけど、人情噺、私、好きだな〜笑。
何より、心をそそられたのは、山田洋次監督のこの言葉。
「人間は信じるに足るものだ、という思いを感じて、お客様が席を立てる作品になれば」・・・と。
「人間は信じるに足るもの」・・・今の世の中に伝わってほしいメッセージですよね。
山田洋次監督、すごいな〜。あ〜観たかったな〜。
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