毎回違う病院に一日限りの出張ラジオ局を開設し、患者やその家族の日ごろ言えない気持ちをリクエスト曲と共に病院内に届ける「病院ラジオ」。
司会は毎回サンドイッチマンのお二人。NHKで時々やっている、好きな番組のひとつです。
先日の舞台は、神奈川県川崎市にある関東労災病院。
登場した人には、みんなドラマがある。
中でも印象的だったのは、勤務中の事故で右腕を失ったシングルファーザーの男性。まずは18歳の長女が、ラジオでお父さんのことを語っている。
お母さんとは離婚していて、女の子と弟とお父さん、3人の父子家庭。
その女の子は、以前はお父さんのことが大嫌いだった。それが、右腕をなくしたお父さんがそれでも必死に自分たちの世話をしてくれる姿に、感謝の気持ちが溢れてきたというのです。「お父さん、大好きです!」ラジオを通しての言葉にちょっと涙ぐんでいるお父さん。弟くんも大きく頷いている。
良かった〜❤️
女の子に代わってラジオに登場したお父さん。とても誠実な人柄が伝わります。利き腕の右手を無くしているのに、「洗濯もお弁当作りも自分がやる。子供たちに負担をかけたくない」という思いがひしひしと伝わってきます。
シングルマザーも大変だけど、シングルファーザーはもっと大変かも?一所懸命に生きてるんだな〜。頑張って!と、心からエールを送りたくなりました。
「日々の生活がちょっとしんどいな、前向きになりたいなという人は、もしかしたら今日の皆さんの話の中にヒントがあるかもしれません。そういった人たちに見てもらいたいですね」・・・これは、司会のサンドイッチマンのコメントです。
ちょっとしんどいこと、ありますよね。事の大小はいろいろでも。
「人は人によって勇気づけられる」・・・そんな機会がたくさんあるといいなと思いました。
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