新聞の「ひととき」の欄に、67歳の女性が投稿していたお話です。読んでいて思わず顔がほころびました。
その女性は、ご主人が亡くなって半年。「毎日、砂漠にひとりでいるような気持ちで過ごしている」と。「悲しくて泣くばかりで、うれし涙があることを忘れてしまっていた」と。よほど仲の良いご夫婦だったのですね〜。
その投稿は・・・
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「今日の買い物は、夫の好きだったビスケットとどら焼き、リンゴ、そして3本100円の大きな白ネギも買った」
バイクでスーパーに行った彼女は、前カゴに荷物を入れての帰り道、踏切でいったん停止したとき、白ネギが勢いよく前カゴから落ちた。
「大丈夫ですか」・・・下校中の小学生の男の子が声をかけてくれた。「あ、ありがとう。大丈夫よ」。バイクを止めて降りようとしたら、その男の子は白ネギをさっと拾って渡してくれた。
何だか、白ネギが花束みたいに見えた。
家に帰ってすぐ、茶の間に飾ってある写真の夫に伝えた。話しながら、涙があふれてきた。
「今夜のメニューは白ネギの花束うどんです」。ちょっとおどけて写真の夫にそう言ったとき、ほんの少しだけ、砂漠から歩き出せた気がした。
夫があの頃のように、ふふっと笑ってくれた気がした・・・
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悲しくて砂漠にひとりでいるみたいな時・・・誰でも経験があるのでは? そんな時でも、ちょっとしたことがきっかけで「砂漠から歩き出せる」ことがあるのですね〜。
良かったな〜❤️ 自分ごとのように思えて、心がホワっと幸せになるお話でした。
⭐️まさに猛暑の1週間でしたね〜。「大ママ、よく食べるね〜」・・・つい最近も孫娘に感心されました。笑 この食欲で猛暑を乗り切ります!皆さん、熱中症には気をつけましょうね。
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