長引くコロナ禍での生活は、ともすれば心が塞ぎがちになり、考え方もマイナスのほうに向きがちになるもの。
そんな時に求められるのが、精神的な栄養となる「よき言葉」を取り入れること・・・と、ある月刊誌で、八木重吉さんの詩がいくつか紹介されていました。
【不思議】 こころが美しくなると そこいらが 明るく かるげになってくる どんな不思議が うまれても おどろかないと 思えてくる はやく 不思議がうまれればいいなぁとおもえてくる
「そこいらが明るく、かるげになってくる」・・・そうそう、そんな感じ。意味もなく心が「軽い」感じになることってありますよね。絶妙ですね〜、この表現。
【無題】 森へ入り込むと いまさらながら ものというものが みいんな そらをさし そらをさしているのに おどろいた
森や林に行ってみると、それぞれの木が伸びた先は「みいんな」空のある一点を向いている。それに驚いたという表現。そうか、人間もそうあるべきだなぁと思わせてくれますね。
【母の顔】 お母さんの顔がみたくなった お母さんの顔を とおりぬけると 本当のことがわかるように思えてならない
「お母さんの顔をとおりぬけると」のところで、何度も???と読み返しました。どういう意味かな???・・・お母さんの顔、その奥にある深い部分が、自分に気づきを与えてくれる・・・そんな風に受け取りました。
なぁんとなく、元気になれたような気がしました(^^)
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