演歌歌手の天童よしみさんが、新聞に書いておられたことから・・・
天童よしみさんは、小さい頃から音楽好きのお父さんの自転車に乗って、大声で歌っていたという。
ある時、自転車がバウンドして、偶然にこぶしが回った。「私の歌唱法は、あのデコボコ道がつくってくれたのかもしれません」と。面白〜い‼️
お母さんが子役に応募して、小学生の時、27歳の美空ひばりさんと新歌舞伎座で共演したことがあるとか。
「お夏清十郎」という舞台で、ひばりさん演じるお夏をいじめる村娘の役。ひばりさんの帯をくるくるっと引っ張って、舞うようにする役目。
稽古の時、思い切り引っ張ったら、勢い余ってひばりさんがヨロヨロとなって床に手を着いちゃった!
「どうしよう〜どうしよう〜」。大スターをそんな目にあわせて! 周りには怒られたけれど、ひばりさん本人は「いいよいいよ、堂々とやんなさい。本番もその力でやるのよ」と言ってくれたとか。
「いまも私を強くしてくれる言葉です」と。
いい話ですね〜。憧れのひばりさんにかけてもらった言葉が一生の宝物になって、今の天童よしみさんが存在するのですね。
天才と言われた美空ひばりさん。そのお人柄が本当に素晴らしかったという話は、他でも聞いたことがあります。
スターと言われる人の存在感、言葉の重み、放つオーラ・・・きっと半端じゃなかったのだろうな〜と想像します。
どんな時代でも、どんな分野でも、一所懸命生きている人には「その人にしかない」趣きがあるのですね。
演歌はどうも苦手な私ですが、美空ひばりさんってどんな人だったのかな〜と、「人として」興味が湧いてきました。
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