歌と言うのは、朗々と伸びやかな声で歌うもの・・・クラシックも、Jポップも、ロックも、演歌も・・・ずっとそう思っていました。
それが、最近は違うらしい。
それは「コンサートで聞く」「テレビで聞く」「レコードでl聞く」時代から、「イヤホンで聞く」時代になったからとのこと。
確かに、以前とは聞く環境が違ってきているのですね〜。
だから、「ささやく」歌い方が受けているのだとか。
例えば玉置浩二さんの「メロディー」。これは、まさにそのメロディーが大好きな曲。彼のささやく歌声は本当に魅力的〜。
小野リサさんの「いのちの歌」も好きです。これもささやきだな〜。けっこう「ささやく歌声」が好きなのかも?
そうそう、そういえばと思い出したのが、平原綾香さんの「明日」。これもささやくように歌っている。
この曲は、私にとって忘れられない、特別の曲なのです。
それは、16年前の1月17日の朝のこと。会社にかかってきた父の電話は、「お母さんが亡くなった」・・・。
最初は冗談だと思いました。でも、悪ふざけをするような父ではないのです。
あんなに元気だったのに、昨日まで車を運転して出かけていたのに、お正月に会ったばかりだったのに・・・
訳がわからないままに、とるものもとりあえず、新横浜の駅まで車で送ってもらった時に、流れていたのがこの曲だったのです。
母が亡くなったという実感は全く無くて、呆然としていたと思います。ひとり残された父のことばかりが気になっていたな〜。
でも、何となく明日に向かえるような、温かい気持ちになったのを思い出します。
何度も繰り返して聞いた記憶があるのは、ラジオではなくCDだったのかな〜。
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