若き書道家の武田双雲さん。以前からいい感じの人だな〜と好印象の人でした。
最近では、クラブハウスと言うSNSでよく見かけるようになって、忙しいのにマメな人だな〜などと思っていました。
たまたま先日、Eテレのスイッチインタビューの番組を見る機会があり、その行動の所以が分かった気がしたのです。
素のままの武田双雲さんのトークは、素直にそのまんまの自分をさらけ出して、それはそれは魅力的でした。彼の人気は、やっぱりこの人柄だな〜と。
そして、番組の途中で彼が言ったのは、「実は僕はADHDなんです」と言うこと。
ヘェ〜そうなんだ。
【ADHD(Attention-deficit/hyperactivity disorder)とは、不注意(集中力がない)、多動性・衝動性(落ち着きがない、順番待ちができない)などの特性を中心とした発達障害】
彼いわく、昔から落ち着きがなく、衝動的に行動してしまうところ、注意散漫で失敗が多いところがあった。「なんでそんなことするの?」と奥さんにもよく言われる。
そもそも書道家として独立しようと思ったのも、その体質が自分にあったからだと。
それは、ある人の名前を筆で書いてあげた時のこと。その人は、「自分の名前が大嫌いだった。自分のことも大嫌いだった。でも、今初めて、両親が自分を大切に思ってくれたんだと思えた」と、泣き出した。
それを見て双雲さんも泣けてしまって、その勢いで会社に辞表を出したと言うのです。
なるほど、衝動的かも⁉️
独立してみたけど、誰も僕に書を書いてと言ってくれない。どうしようと思って、路上にゴザを敷いてパフォーマンスしたけど、誰も立ち止まってくれない。
それがある時、相手の話を聞いていたら、その人が泣き出して「書いてください」と。
「自分が書きたいばっかりの時は、全く誰ひとり振り向いてくれなかった。それからというもの、僕がやっているのは『書く』ことじゃなくて『聞く』ことなんです」と。
深いですよね〜
そんな彼が、あるとき、インターネットの「ADHDの診断テスト」を面白半分にチェックしていったら、なんと百点満点だった‼️笑
それで「百点とっちゃったよ」と嬉しそうに言ったら、「ADHDをカミングアウトした」と言われて、またまたびっくり!
「SNSもいろいろやってるのは、僕みたいなこの業界の端っこにいる人間が、発信して広げていくことが大事かなと思って」と。
あっけらかんとして、自分のマイナスも全てさらけ出せる武田双雲さん、衝動的で行動的だからこそ、業界を変えるかも⁉️
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