日々思うこと

リセットして失ってきたもの

「人間関係リセット症候群」って聞いたことありますか?

例えば、リセット症候群と思われるある男性(31歳)は・・・

「新卒から勤めていた会社を辞め、父や母の住む実家へ戻った。携帯の連絡先は、学校を卒業する時もしたように、親しかった人を含めて全て削除した。」

ヘェ〜、学校を卒業する時も、会社を辞める時も、全部リセットするんだ〜。親しかった人も含めて全てって、どういうこと⁉️

「嫌いになったわけではないが、もう会えなくても良いと思った。連絡先を消した後は晴々とした気持ちだった。」

こういう人もいるのですね〜 ちょっと不思議〜

「再就職先で働くまで、部屋を片づけることにした。フリマアプリでは、古いゲームソフトやキャラクターグッズもよく売れた。」

そうそう、この頃は何でもネットで売りに出すのですよね〜

「人気があったキャラクターのボールペンを梱包する時、付属のマスコットに描かれたコミカルなおしりの穴が目に入った。

そういえばこのペンは、子供の頃に母に買ってもらったものだ。おしりの穴を見て、2人で一緒に笑った。

それを思い出すと、私はいつの間にか泣いていた。こうしてどのくらいのものを気がつくこともなく失ったのだろうと思った。」

・・・「いつの間にか泣いていた」という一文に、ホッとしました。

そして「どのくらいのものを失ったのだろう」と思うところに、救いがあるように感じました。

この人も人間なんだよな〜と。

それと同時に、「リセットしてゼロからやり直したい」という気持ちを持つこともあるよね〜と思いました。

「人間関係リセット症候群」・・・人間関係の希薄な現代にありがちなことなのかな〜と思いつつ、人としての温かさは決して失われることはないのだと信じたいです。

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