東京パラリンピックの水泳の金メダリスト、木村敬一さん、31歳。
ここまでくるのには、いろいろな葛藤があった。
リオのパラリンピック以前は、金メダルの大本命と言われながら、手が届かなかった。銀メダルではダメで、「もう水泳は続けたくない」と思うほど、自信喪失してしまった。
リオ大会の後に、一念発起して単身で渡米して武者修行。
知り合いもツテもないアメリカ。
英語もほとんど分からない上に、目も見えない。
家族は当然、猛反対したが、最後は「一から再スタートしたい」と言う彼の強い思いに折れたという。
よほどの信念ですね。そりゃあ、周りの皆さんは心配されたでしょうね〜
最初は苦労に苦労を重ねたが、ある時、毎日つけていた日記を読み返していたら、第三者として、自分の成長が見えた。
最初は全くわからなかった英語が、「受付の女性に英語で挨拶できた」というレベルから、「自分のコップが無くなったことに納得できず、文句を言った」と言うレベルになっていたことが見えてきた。
「文句まで言ってる!大したもんじゃないか!」と、日記の中の自分の成長を客観的に見てほめることができた。
そのことがきっかけで、自分に自信を取り戻したというのです。
「日記を読み直してみる」・・・そんな些細な、思いがけないことから、別人のように自信をつけた木村選手。
「今は、息をしているだけでも自分をほめられます!」と笑っている。
状況は変わらないけど、「自分で自分をほめる」ことを身につけただけで、見える世界が全く違ってきたのですね!
「今は全てが楽しい♪」と笑う木村選手の笑顔に、改めて確信しました。
「美点凝視=些細なことで自分をほめる」ことが、揺るぎのない大きな自信へと育っていくのです‼️
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