いろいろな批判はあるものの、パラリンピックは、感動のうちに終わりました。
参加していた選手の皆さんの姿は、どれだけ多くの人々に勇気と感動を与えてくれたことでしょう!
それぞれの選手には、その人生ドラマの中で、必ず力を与えてくれた言葉との出会いがあります。
ある、陸上競技の「小人症」(大人になっても極端に身長が伸びない)の男性が、小さい頃から両親に言われ続けてきた言葉は「試してごらん!」。
「失敗することを恐れないでトライしていいんだよ」という、全てを受け止める覚悟を持ったご両親の言葉。その豊かな愛情の中で、彼は育ったのですね〜素晴らしい‼️
かと思えば、生まれて間もなく、障害を理由に孤児院に預けられた選手もいる。
車イス陸上の女子選手、旧ソ連出身のタチアナ・マクファーデン選手。生まれつき両足がほとんど無い。
政情不安も影響していて、彼女が預けられた施設の環境は劣悪だった。20台ものベッドが押し込まれた窮屈な部屋での生活、施設の外に出ることは許されない。必要な車イスもない。
そのためタチアナは、床の上を這っての生活を余儀なくされる。3歳になった頃には、足が動かせないために逆立ちをして移動していたという。そんな状況が6年間続いた。
(なんということでしょう!6歳になるまで、一度も外に出たことも無かったなんて。)
「でも私は自分を悲観していなかった。困難なことがあっても『ヤ・サマ』と心の中で叫んでいたから」
「ヤ・サマ」とは、「私にはできる!」という意味のロシア語。これが彼女のモットー。
そして、6歳の時に養子としてアメリカに渡ったことが、彼女の人生に光を与えたのです。
その後、出会った陸上で、「ヤ・サマ」の精神で頭角を現した彼女は、パラリンピック4大会連続出場、前回大会では4種目で金メダルに輝いた。
「人々に私の折れない心を見せたい」というのが彼女のメッセージ。
これ以上、強く伝わるメッセージはありませんね〜
「試してごらん!」「ヤ・サマ!」
それぞれの人生を支え、輝かせている言葉!
私も言ってみようかな〜(^_^)
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