いい話

いいな〜仲の良いご夫婦❤️〜喪失感からの脱却〜

料理研究家の栗原はるみさんのことは、以前のブログにも書きました。

彼女のインスタグラムを読んでいると、そのお人柄が滲み出ています。

ご主人の栗原玲二さんとの思い出が時々登場するのですが、本当に仲の良いご夫婦だったことが手に取るように伝わってきます。

私自身は離婚経験者。あまり他のご夫婦を羨ましいと思うことが無いのですが(負け惜しみ?笑)、栗原はるみさんと玲二さんご夫婦のことは「いいな〜❤️」と思うのです。

同じように、「いいな〜❤️」と思えるご夫婦。それは小池真理子さんと藤田宜永さん。ともに直木賞を受けた人気作家。

ご主人の藤田宜永さんは、この1月30日に69歳で亡くなられた。その後のエッセーには、小池真理子さんの寂しい気持ちが溢れんばかりに描かれている。

「およそ世間一般の基準から外れた女のほうが魅力的だ」というのが、彼の持論だったとのこと。

お子さんのいないお二人は、ママゴトが好きだったらしい。

「私と夫が、毎年の年中行事を大切にし、節分には豆をまき、雛祭りには雛を飾り、どんなに忙しくても大晦日になると私が手作りのおせち料理を作ってきたのは、それ自体が極上のママゴトだったからなのかもしれない」

ヘェ〜そうなんですね〜。お二人の世界が垣間見えるような気がします。

「そのママゴトの相手がいなくなった。現実の生活そのものよりも、楽しかったママゴトのほうが、記憶に深く刻まれている。何という理由もないのに、折々のママゴトがよみがえって、知らず知らずに嗚咽がもれてくる」

このエッセーには、可愛がっている猫たちがその様子を敏感に感じ取るところが出てきます。

「私がはなを啜っていると、猫たちが急に不安でな顔つきになる。私に何か異変が起こった、と感じるらしい。そんなことで食欲を無くされたりしたら困るので、猫の前では勤めて明るく振る舞うようにしている」・・・

小池真理子さんの優しさが滲み出ていますね〜

栗原はるみさんも、小池真理子さんも、ご主人を亡くされてからの寂しさ、喪失感が本当に辛そう・・・それだけ仲良く、幸せな時間を過ごされたのだな〜と、これは本当に羨ましい気がします。

そしてその後、お辛い中でもお二人ともやりがいのある仕事を持っておられる。それが救いです。

仕事を持つこと、向かうものがあること・・・これはどんな時にも自分を立て直すことのできる、生きていく上でのとても大切なことだな〜と、つくづく思います。

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