コロナ禍の中での子供たちの素直な思いをつづった作文の数々。
教師の方々の定期誌で紹介していました。これはその一部です。
「家ではごろごろしているお父さんですが、テレワークをしているお父さんは、会社の人との電話ではすごくまじめに話していて、すごくおどろきました。」
これはちょっと笑える。微笑ましいですね〜
「学校のかえりにマスクをはずしました。そこで思ったのが『これがいつもの感じなんだな!』と、きもちよく風に当たりながらかえりました。」
当たり前のことに、改めて感謝できる・・・いいですね〜
そして、胸が苦しくなったのが、経済的に恵まれない子供たちの声。
「先生、おなか減ったらどうしたらいいか分かる?寝たらいいばい。おなかすいてるの、忘れるけん。」
学校給食で、食をつないでいた子供たち。
学校でしか学習に取り組めない子供たち。
彼らにとっての「ステイホーム」とは、どんな日常だったことでしょう?
教師の先生方は、コロナ禍での教育格差の拡大を改めて指摘しています。
そして、教師の方たちがこれまでにも聞いてきた、恵まれない子供たちの言葉。
「おうちより児相(児童相談所)がいいな。」
「うちにはサンタさん、1回も来たことないもん。」
胸がキュンと痛みます。
ただ、この新聞記事の最後を読んで、ちょっと救われた気持ちになりました。
それは、「表現すること、作文に書くことには、とても大きな意味がある」ということ。
「東日本大震災でもそうだったが、子供たちが、不安や悩みを文章で表現することで気持ちが救われる。」と。
「書いたものを先生や友だちに読んでもらって、共有してもらうことが、子供たちの安心につながる。」のだと。
「書くこと」や「話すこと」で気持ちが軽くなるのは、大人も子供も同じ。
それで救われている子供たちがいると思うと、少しホッとします。
いろんな状況の子供たちに、作文を書くチャンスを作ってあげられるといいな〜❤️
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