いい話

沖縄戦75年!

6月23日は、沖縄戦の犠牲者を悼む慰霊の日。

沖縄戦は、人々の生活の場が戦場となり、幼い子供も含めて多くの人が犠牲になりました。

その状況は、想像を絶するほど悲惨なものだったと。

75年の節目の年は新型コロナウィルスの影響で、追悼行事は中止や縮小を余儀なくされたとのこと。

そんな中、慰霊の式典で首里高校3年の高良朱香音(タカラアカネ)さんが暗唱した「平和の詩」。

ニュースで垣間見た高良さんは、会場を見渡しながら、一言一言じっくりと、手元を見ることもなく、堂々と暗唱していました。

その迷いの無さ、凛とした在り方に、思わず目を奪われました。まだ17歳というのに、何て素晴らしい‼️

翌朝の新聞で、彼女の詩の全文を読みました。

詩の中で繰り返される「あなた」は、これまでに高良さんが直接聞いたり、本で読んだりした体験者の姿を重ねたものだとのこと。その一部をここに紹介します。

あなたがまだ一人で歩けなかったあの時/あなたの兄は人を殺すことを習った」

「あなたが声を上げて泣かなかったあの時/あなたの母はあなたを殺さずに済んだ/あなたは生き延びた」

「あなたが少女に白旗を持たせたあの時/彼女は真っ直ぐに旗を掲げた/少女は助かった」

「ありがとう/あなたがあの時/あの人を助けてくれたおかげで/私は今ここにいる」

「真っ暗闇のあの中であなたが見つめた希望の光/私は消さない 消させない/梅雨晴れの午後の光を感じながら/私は平和な世界を想像する」

「あなたがあの時/私を見つめた真っ直ぐな視線/未来に向けた穏やかな横顔を/私は忘れない/平和を求める仲間として」

今なお、日本の7割が集中する米軍基地の問題をはじめ、何かと犠牲を強いられている沖縄の現状。

その中で、17歳の高良朱香音さんの詩は、戦争の恐ろしさを訴えつつも、未来への希望に満ちたものでした。

感動しました❤️

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