これは、以前一緒に働いていた、私より一回り年下の女性から聞いた話です。
彼女はとても優秀で、うちの会社のコンピューターの基礎をプログラムしてくれた人です。
ひとりっ子の彼女は独身。美人だし、性格もいいし、ご両親に可愛がられてきたんだろうな〜と思っていました。
ところが、ふとした時に彼女が口にしたのは、
「小さな頃、父親から『男の子が良かったのにな〜』と言われた言葉が忘れられなくて」と。
きっと、お父さんは何気なく口にされたのだと思います。
大事なひとりっ子の彼女が、まして、優秀で性格も良い彼女が、可愛いくないわけは無いのです。
でも、その何気ない言葉が、ずっと彼女の心の奥に引っかかっていたのですね。
「私はいらない存在なんだと思って来ました」と。
あぁ、気をつけなくちゃ‼️と強く思ったことが忘れられません。その一言で、ずっとそう思って来たのか…と。
ただその女性は、それが言えた時から、ずいぶん気持ちが楽になったようでした。そのことがとても嬉しかったことも覚えています。誰かに言えるって大切なことなのですね〜
人にとって、「私はここに居ていいんだ」と言う居場所があることが、どれほどその人の幸せに直結するすることか…
仕事を通して、それを痛感する日々です。
大丈夫かな〜私、そんなことを言ってないかな〜
改めて自分を戒めたいと思います。
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