考え方

横田滋さん

拉致被害者横田めぐみさんのお父様の横田滋さんが、87歳で亡くなられました。

めぐみさんの救出に一生を捧げ、拉致被害者の代表として全力で取り組んで来られた方。

昨日、ニュース速報を聞いて、日本中の人が何とも言えない気持ちになったのではないでしょうか。

めぐみさんが新潟市内で下校途中に拉致されたのは1977年、13歳の時。

父の滋さんはその夜、中学校内のトイレの扉を残らず開けて回った、、、

そして、交通事故を疑って通学路にはいつくばり、タイヤ痕を探した、、、

これを聞いて、ますます胸が苦しくなりました。

突然、愛する娘が消えていなくなった時のご両親の思い!

「誘拐?」「交通事故?」「怖い目に合ってるのでは?」、、、悪い想像を打ち消しながらただ待つだけの辛さは、いかばかりだったことでしょう!分からないって辛いですよね〜

事件の前日は滋さんの誕生日。「これからはおしゃれに気をつけてね」と、めぐみさんから受け取った1本のくし。

身なりに無頓着な父を気遣う優しさにあふれていためぐみさん。以後、どこへでも持ち歩かれたと。それも辛いですね〜

行方が全く分からない時期が20年。そして拉致されたと分かってからの22年。

あぁ〜、ずっとずっと一日24時間、めぐみさんのことが心から離れることはなかったでしょうね〜

もし、自分の娘がそうなったとしたら、、、

想像することもできません。

横田滋さんは拉致被害者の会の代表を長く務めておられて、テレビの画面を通して、何度もその姿に触れてきました。

いつも穏やかで、優しい表情。とつとつと言葉を選ばれる誠実そのものの話し方、、、

お会いしたことはなくても、そのお人柄に疑いを持つ人は、ひとりもいないと思います。

本来なら怒り狂っても良い立場なのに、常に周りの人に気を遣い、感謝の言葉を表しておられた滋さん。

なぜ、罪のないあんなにいい人達がこんな目に遭わなければならないのか?

政治の負の渦に巻き込まれなければならないのか?

何ひとつ悪いことなどしていないのに。

「起こる事柄には何か意味がある」とはいうけれど、このことに関してはどうしてもそうは思えません。

めぐみさんのお母様の横田早紀江さんは「心の整理がつきません」と。そうだろうな〜

めぐみさんには双子の弟さんがおられるとか。

「残された早紀江さんはおひとりでは無い」ことに、心のよりどころを見つけている私。

言葉が見つかりません。

この拉致問題、何とかならないの⁉️早く解決して‼️

日本中が同じ想いだと思います。

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