独身で無職の子供が、同居する高齢の親に経済的に頼るうちに、社会から孤立してしまう、、、
「80代の親が50代の子供を養う」というパターンが現在の日本に多くあり、「8050問題」と呼ばれる社会現象になっています。高齢の親は、この先のことを思って不安な中に生きている、、、
ある日の新聞に載っていた75歳の女性。
現在46歳の長男が3歳の時、3つ上の姉と2人の子供を抱えて離婚した。当時は保険の外交員と料亭の仲居の仕事の掛け持ちで、文字通り「食べるのに精一杯」の生活だった。
それはそうでしょうね〜
そんな中、長男は小、中学校でいじめにあった。中学卒業後に進んだ専修学校にもなじめず中退。自室にひきこもるようになり、風呂にも入らないような生活になった。外に出そうと何度もつかみ合いになったが、変わらない、、、
長男が40歳のころ、精神科の病院につながることが出来た。
診察室から出てきた長男は、安心した様子でこう言った。
「僕のことを『よう頑張ったね』と先生は言ってくれた」と。
エーッ、ショーナノ⁉️(ジャイ子登場!ふざけてごめんなさい)
衝撃的でした。
40歳になる人間が、その言葉で初めて安心した表情を見せたんだ‼️
その時まで、彼はその言葉に出会えなかったんだ‼️
自分を褒めて、認めてくれる人に出会えなかったんだ‼️
彼は、どれほどその言葉を求め、ひとり悶々と苦しんできたことでしょう。
「小さい時に、あんたが抱きしめてやらんかったからだ」
相談した友人の言葉が、母親の胸に突き刺さった。
あ〜、お母さん、どれほど傷ついたことでしょう。食べさせるのに必死で余裕がなかったのですもの。そのお母さんもまた、傷ついていますよね〜
精神科の病院の先生に出逢って以来、月に2回の通院を続けている。
母親は病院に通うようになった長男に謝った。
「これまで学校に行けとか仕事をしろとか、たくさん言ってすまんかったね」と。
素直に謝れたお母さん、素晴らしい!
接し方が変わったことで、少しずつ親子関係が改善していったと感じているとのこと。
「もっと早く相談するべきだった。仕事ばかりで息子のことを考える余裕がなかった」
と、後悔する母親。
いいえ、ご自分を責めないで下さい。
大丈夫、今からでもやれることがあります‼️
そして思うことは、
「誰かひとりでいい、その人を認めてあげられる人がいれば、人は救われる」
ということ。
逆に言えば、自分の存在を認められず、居場所が無く、苦しんでいる人が、どれほどたくさんいることでしょう。
私も、子供や孫だけに限らず、誰かのためにそんな貢献が出来たらと、強く思います。
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