「折れない心を育てるいのちの授業」は、一般社団法人「エンドオブライフ・ケア(ELC)協会」が主催。5年前からは、認定講師を育成する講座も始めている。
授業の目的は、死にたくなるほど自分を否定したり、孤独や孤立感に苦しむ子供達や若者を救うこと。
学校などでの授業は約700回、認定講師は約230人。その中に18歳未満の子どもが4人いるというのです。
そのひとり、小学校6年生の真央さんは、昨夏講座を受けて講師に認定され、既に大人向けの授業の講師も2回務めたとのこと。すごいですね〜。
きっかけは3年生の時、クラス替えで友達関係がうまくいかなくなったこと。「毎日が苦しくて、本気で消えたいと思っていた。だれに相談しても無駄と思って、心のシャッターを閉じた」・・・ちょっとしたきっかけで、そうなるのですね。
救いとなったのは、心配した母親が認定講師の講座をうけ始めて、真央さんの苦しさを聴いてくれるようになったこと。
「お母さんにたくさん話すうちに、辛くても私には支えがあるんだと気づいた」と。
「一人で抱えちゃうとつらくなる。誰かに吐き出す大切さを知ったから、次は自分が講師として伝えていきたいと思った」と。心理カウンセラーという将来の夢もできたと言います。
「同じようにつらさを抱えている人の役に立ちたい」という純粋な思い、素晴らしいですね。
小学生にも講師としてのチャンスを与えている協会も素晴らしい。
そして、「子どもの辛さを何とかしてやりたい」という母親の存在も素晴らしいと感じました。
誰かが聴いてくれる・・・それがどれほど人を救うことなのか、改めて強く思いました。
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